記念シンポジウム
「まち・ひと・けんちく」 -地方創生とまちづくり-
昨年11月に「まち・ひと・しごと創生法」が制定され、人口減少と東京への一極集中を是正するために国を挙げて動き出しました。現在、全ての都道府県市町村が「地方版総合戦略」の策定を急いでおり、空き家対策、疲弊した駅前再開発、公共施設のマネージメント、全国に広がる耕作放棄地などに対し、地域全体での戦略が求められています。
基調講演では、地域の宝探し、空間がソフトを一層輝かせる手法など、 サービスと土地、施設の両面から考えます。またシンポジウムでは地方でまちづくりに関わっておられる建築家の方々や、スローフードの提唱者である作家の方にも加わっていただき、これからのまちと建築のあり方 について意見を交わします。
日時 |
9月5日(土) 14:00~17:00(13:30 受付・開場) |
---|---|
場所 |
東海大学湘南キャンパス 松前記念館 講堂 |
定員 |
350名(事前申込先着順・入場無料) |
申込み |
お申し込みは終了いたしました。 |
基調講演者・パネリスト
関 幸子(せき さちこ)
株式会社ローカルファースト研究所代表取締役
三鷹市で約30年間地方行政に従事。SOHOを中心とした創業支援、産業プラザなどインキュベーション施設整備に取り組む。1999年には中心市街地活性化法に基づくTMO:まちづくり会社を設立し、プロジェクトマネジャーとして、都市政策と産業政策と連携したまちづくりを進めてきた。2000年より現職。地方創生、産業振興のアドバイザーとして地域を支援している。
パネリスト
川向 正人(かわむかい まさと)
東京理科大学理工学部建築学科教授、工学博士、建築史家
1950年香川県生まれ。専攻は近現代建築史・建築論。74年東京大学建築学科卒業、同大学院在学中にウィーン大学・ウィーン工科大学留学。明治大学助手、東北工業大学助教授、東京理科大学助教授を経て、2002年より現職。2005年より東京理科大学・小布施町まちづくり研究所所長を兼務。
竹内 昌義(たけうち まさよし)
東北芸術工科大学教授、みかんぐみ、建築家
1962年生まれ。東京工業大学卒業。同大学院修士課程修了。作品に「最上町の老人ホーム」「万世橋再開発計画」ほか。共著に『団地再生計画/みかんぐみのリノベーションカタログ』『原発と建築家』『図解エコハウス』『未来の住宅』ほか。2014グッドデザイン・未来づくりデザイン賞を受賞。
藤村 龍至(ふじむら りゅうじ)
東洋大学建築学科専任講師、藤村龍至建築設計事務所代表、建築家
1976年東京生まれ。2008年東京工業大学大学院博士課程単位取得退学。2005年より藤村龍至建築設計事務所 主宰。2010年より東洋大学専任講師。主な建築作品に「鶴ヶ島太陽光発電所・環境教育施設」(2014)、主な著書に『批判的工学主義の建築』(2014)、『プロトタイピング―模型とつぶやき』(2014)
島村 菜津(しまむら なつ)
ノンフィクション作家
1963年長崎生まれ福岡育ち。東京藝術大学卒。2000年、『スローフードな人生!』(新潮社)によって、イタリアで生まれたスローフード運動を日本に紹介。『スローフードな日本!」(新潮社)、『スローシティ』(光文社新書)など。東京財団『食のたからもの』、ウェッジの『一店舗主義』などサイトに連載。
モデレーター
杉本 洋文(すぎもと ひろふみ)
東海大学教授、建築家
1952年神奈川県生まれ、1974年東海大学工学部建築学科卒業、1976年同大学院建築学専攻修士課程修了、同年計画・環境建築入社、同社社長を経て現在会長、2004年東海大学教授、現在に至る。専門分野は、建築設計・都市デザイン・まちづくり、木造を中心に建築作品・受賞歴多数。執筆「被災地と共に歩む」「どんぐりハウス」「木づかいの建築」「ローカルファーストが日本を変える」など。